正式名称
彦峯山 観音寺 迎攝院(ひこみねさん かんのんじ こうしょういん)
宗派
真言宗豊山派(しんごんしゅう ぶざんは)
総本山は奈良県にある長谷寺です
ご本尊
不動明王(ふどうみょうおう)
観音堂は准胝観音(じゅんていかんのん)
迎攝院 概要
迎攝院(こうしょういん)は、真言宗豊山派に属し、山号を彦峯山観音寺といい、本尊は不動明王である。慶長年間(1596~1615)に祐慶法印(ゆうけいほういん)によって、浄土宗の寺として開山された。その後、正徳年間(1711~1716)に祐貞(ゆうてい)によって中興され、現在の真言宗豊山派に改宗された。
観音堂は室町時代に創設されたと推定され、三郷市最古の建造物である。「新編武蔵風土記稿」によると、元和8年(1622年)に再建されたと記されているのでおそらくこのとき、大修理を行ったものと考えられる。
観音堂は高さ10メートル、間口6.5メートル、奥行き7.5メートルで、用材はマツ、ケヤキ、ヒノキ、スギ等ですべてこの土地に育った樹木であるという。堂内の肘木(ひじき)(上からの荷重を支える木)は、奈良県法隆寺金堂と同じ様式であるという。
堂内は准胝観音菩薩(じゅんていかんのんぼさつ)を秘仏として安置している。昭和50年2月に三郷市指定文化財となっている。
境内のご案内
三郷市最古の建造物であり、市の文化財となっている観音堂をはじめ、平成元年に建立した鐘楼、チベット仏教の仏具である摩尼車(まにぐるま)など、境内の建造物、お参りして頂きたいところをご紹介いたします。